ホイールも様々なメーカーから出ていますが、見た目の派手とCOLNAGOがイタリア車であることから、フルクラムのRACING 5 LGにしました。
以前は、ホイールのリム内幅は15cという規格でしたが、最近のホイールはほぼワイド化されていて17cという規格になっており、フルクラムは全ラインナップがワイド化されています。
ワイド化とは言っても、リム幅が2mm拡大するだけで、ホイール径は700cで変わらないので、MTBの26インチ→29インチ→27.5インチの規格乱立とは違います(っと思ってました)。幅が違うだけだから、共通のタイヤが使用できるはずだいう思い込みがありました。しかし、タイヤ幅÷リム内幅>1.4以上でないとならないとのことでした。
23cタイヤを17cホイールに付けると23÷17=1.35なので適応外になります。
24÷17=1.41なので、ワイドリム化して17cホイールに交換した場合は24c以上のタイヤを装着する必要があります(24cタイヤは稀なので、実際は25c以上になります)。
continental GRAND PRIX 4000sⅡ(25c)
ホイールのサイズが変わったため、ホイールに合わせたタイヤに交換しました。
まずは、ロングライド用と評判がよかったcontinental GRAND PRIX 4000sⅡを購入して装着してみました。
まず、空気を入れた状態でホイールのフレームへの装着を試みましたが、フレームと干渉して引っかかってしまい装着できません。そこで、タイヤの空気を少し抜くことで、何とか装着する事が出来ました。
しかし、ホイールの幅が広がった分でタイヤの高さも上がってしまい、タイヤはフレームギリギリです。っというか、タイヤのバリがフレームに擦っています。
しかし、ホイールの幅が広がった分でタイヤの高さも上がってしまい、タイヤはフレームギリギリです。っというか、タイヤのバリがフレームに擦っています。
明らかにクリアランス不足です。
ここに砂利が入ったら最悪、タイヤがロックされて転倒する可能性があります。
ここに砂利が入ったら最悪、タイヤがロックされて転倒する可能性があります。
このタイヤは使用することなくお蔵入りになりました。
そもそもこのタイヤは通常のタイヤよりも太く(リムからも高く)作られているそうです(幅27mm)。
MICHELIN POWER ENDURANCE(25c)
次のタイヤを探します。ミシュランから出ているPOWER ENDURANCEにしました。ネットのレビューではタイヤの太さに触れられていなかったため、おそらく通常の25cタイヤであろうとの予測です。
実際に装着しました。明らかにcontinental GRAND PRIX 4000sⅡよりもクリアランスがあります。それでも元の23cと比較するとクリアランスは減っています。
なんとかなるだろうと思い、そのまま100km程度の日帰りライドに出かけました。
舗装路では特に問題ありませんでした。コンポーネントのDURA-ACE化で車体の性能アップもあって、快適に走行出来ました。ホイールのワイド化の影響なのかタイヤの種類によるものかわかりませんが、転がり抵抗は間違いなく少なくなっています。
しかし、堤防を走っているとき一時的に砂利道になりました。3mm程度の砂利がタイヤに付着して、フロントフォークと擦れています。とりあえずその砂利を取って走行を続けましたが、これでもクリアランス不足であるということが判明しました。
やはりタイヤ交換は必要です。
25cタイヤのリムからの高さの情報を探しましたが、ネットにはあまりありませんでした。
そんな中、continental GRAND PRIX 4000sⅡの幅が実は27c相当あるとの情報を見つけました。
そんな中、continental GRAND PRIX 4000sⅡの幅が実は27c相当あるとの情報を見つけました。
そもそもホイールに対するタイヤのサイズには適性値があります。
幅が狭いホイールに広いタイヤをつけることは可能ですが、リムとタイヤの幅に段差が出来てしまい空気抵抗になったり、タイヤの横方向への変形などのデメリットがあります。
幅が狭いホイールに広いタイヤをつけることは可能ですが、リムとタイヤの幅に段差が出来てしまい空気抵抗になったり、タイヤの横方向への変形などのデメリットがあります。
逆に広いホイールに幅の狭いタイヤをつけることはできません。空気圧が低い場合に、走行中にタイヤがホイールから外れてしまうことがあります。
落車だけでなく、他者を巻き込んだ事故になる可能性もあります。
ではタイヤの23cとか25cとかは実際にはどこの幅の事かというと、空気を入れた状態でのタイヤの幅のこと(らしい)です。
つまり、25cのcontinental GRAND PRIX 4000sⅡタイヤが27c相当と言うのは27mmあるということです。上の写真での実測でも確かに27mmありました。
continental GRAND PRIX 4000sⅡ(23c)
23cのcontinental GRAND PRIX 4000sⅡを装着してみました。
確かに実測の幅は25mmで、25cタイヤ相当です。
私自身はよくわかっていませんが、成形デザインなどが関与しているので厳密に25cタイヤとは言えないとは思います(23cタイヤとして発売しているので)。
あくまでも、空気圧が適正である場合においては実測25c相当というだけです。
なので、空気圧が下がった時にタイヤがホイールから外れるリスクは、適正サイズを使用していない以上免れませんし、当サイトはそのような使用を推奨はしません。
しかし、ホイールがワイド化されることで、私の様にどうしてもフレームと干渉してしまう場合があると思います。苦肉の策として知っておく価値はあるのではないでしょうか。
(リムとハブとスポークを用意して、自分でホイールを組むこともできますが)