体重計は体重を計るための物ですが、最近の体重計は高機能なものが増えてきました。
Wifiでスマホにデータを飛ばすことが出来る体重計のWithings WS-50 Smart Body Analyzerをレビューします。(現行機種はNOKIA Body+)現行機種のNOKIA Body+についてもレビューします。(写真はNOKIA body+)
(追記:現在はNOKIAからWithingsに再度独立しています。)
体重は健康の為には日々計った方がよいのですが、1日の中での日内変動があり、また前日の食事量や便通によっても体重の変動があります。なので、前日との増減で一喜一憂していても、あまり意味のあることではありません。
長期的(数週間から数ヶ月単位で)に自分の体重が増えているのか、減っているのかをグラフ化して可視化することが大切です。
計測した体重をグラフ化してくれる物として、最初はWii Fitを使用していましたが2年間継続使用した後で、2年前のデータが順次消えている事に気づきました。そう、Wii Fitは2年間しかデータが保持されないのです。そこで継続してデータが残る体重計を探しました。
1.Wifi接続のメリット
当時(2014年5月頃)にWifiでスマホと連携出来る機種の選択肢はこの機種しかありませんでした。他の機種ではスマホとはBluetoothで接続できるというものがありましたが、スマホがBluetooth範囲内にある必要があること、体重計に乗るときにスマホでアプリを立ち上げてBluetoothで接続する必要があることなど、スマホ側の操作が必要になるという欠点がありました。
一方、このWS-50はWifiで家庭内LANに接続し、測定データをメーカー(Withings)のサーバーにアップして、スマホのアプリではそのデータ見るという手順になっています。
こう書くと面倒くさく見えますが、実際にはアカウントをはじめに作って設定したら、あとは体重計に乗るだけでデータはサーバーに記録されて、見たいときにアプリを立ち上げて記録を見るという様に、手間はほとんど変わりません(最初の設定には手間がかかります)。
2.外観
液晶は黒地に白文字で、黒い一枚ガラス製の天板に段差無くあるので、質感はとてもよく高級感があります。
カーペットでも使用できるように、脚のセンサー部分に取り付けるアダプターが付属しています。
カーペットでも使用できるように、脚のセンサー部分に取り付けるアダプターが付属しています。
3.測定項目
体重、心拍数、体脂肪率、部屋の空気の質(気温と二酸化炭素濃度の推移)などがあります。さらに、測定が終わったらその地域の天気予報を表示します。
体重は0.1kg刻みで表示されます。アプリでは、登録している身長からBMIも表示することができます。体脂肪率も同時に計測されます。
心拍数も計測されますが、よほどの心不全でなければ意味がない項目だと思っています。
測定には少し時間がかかります。筋肉を動かしたノイズが混ざるのでしばらく静止している必要があります。私は起きてすぐに体重を計測するので、寝てる状態から立ち上がれば脈拍は当然上がるので、心拍数の計測は意味がないと判断し、計測項目から外して測定しないようにしています。
部屋の二酸化炭素濃度の推移は、最初はあまり気にしていなかったのですが、明け方にかけて上昇していたため、普段締め切っている寝室のドアを開けて寝たら、二酸化炭素濃度濃度が上がりにくくなりました。気分的に熟睡できるようになった気がします。
天気予報はIPアドレスから現在地を予想して表示されますが、本当に自分のエリアの天気予報が表示されているかはアプリ上で確認することも、位置を修正することもできます。天気予報のソースは不明ですが、現在Nokiaでアプリやサーバーが運営されていて、Nokiaに日本法人もあることから、あてにできる天気予報を表示しているのだと思います。
体重は0.1kg刻みで表示されます。アプリでは、登録している身長からBMIも表示することができます。体脂肪率も同時に計測されます。
心拍数も計測されますが、よほどの心不全でなければ意味がない項目だと思っています。
測定には少し時間がかかります。筋肉を動かしたノイズが混ざるのでしばらく静止している必要があります。私は起きてすぐに体重を計測するので、寝てる状態から立ち上がれば脈拍は当然上がるので、心拍数の計測は意味がないと判断し、計測項目から外して測定しないようにしています。
部屋の二酸化炭素濃度の推移は、最初はあまり気にしていなかったのですが、明け方にかけて上昇していたため、普段締め切っている寝室のドアを開けて寝たら、二酸化炭素濃度濃度が上がりにくくなりました。気分的に熟睡できるようになった気がします。
天気予報はIPアドレスから現在地を予想して表示されますが、本当に自分のエリアの天気予報が表示されているかはアプリ上で確認することも、位置を修正することもできます。天気予報のソースは不明ですが、現在Nokiaでアプリやサーバーが運営されていて、Nokiaに日本法人もあることから、あてにできる天気予報を表示しているのだと思います。
4.アプリ(Withings Health Mate)
WithingsがNOKIAに買収されたため(現在はWithingsに再独立)、現在はNOKIA製のアプリHealth Mate(現在はWithinhs Health Mate)を使用します。Withingsからの移行期に一時的にアプリの使い勝手が悪くなりましたが、現在はだいぶ改善されています。
体重の推移は長期スケールに縮小すると、大まかな曲面が表示され、短期スケールに拡大すると細かな測定値が表示されるようになりました。
体重計の設定もアプリ上から行うことができます。
体重の推移は長期スケールに縮小すると、大まかな曲面が表示され、短期スケールに拡大すると細かな測定値が表示されるようになりました。
体重計の設定もアプリ上から行うことができます。
5.最近の機種との相違
現在はNOKIAから販売されており、Body、Body+、Body Cardioの3パターンが発売されています。Withings WS-50はデザイン的にはBody+と同じです。
しかし、Body+には心拍数の計測はできず、Body Cardioのみが心拍数計測に対応しています。
WS-50が当時17800円だったのに対して、Body+が約11000円、Body Cardioが約18000円で実売されています。
心拍数の計測が必要なければ、Body+で十分だと思います。
しかし、Body+には心拍数の計測はできず、Body Cardioのみが心拍数計測に対応しています。
WS-50が当時17800円だったのに対して、Body+が約11000円、Body Cardioが約18000円で実売されています。
心拍数の計測が必要なければ、Body+で十分だと思います。
かく言う私も、もう一軒の自宅用にBody+(White)を最近買い足しました。
普段、WS-50で心拍数の計測をしないようにしているので、Body+の使用感はWS-50と全く変わりませんでした。
普段、WS-50で心拍数の計測をしないようにしているので、Body+の使用感はWS-50と全く変わりませんでした。
(追記:現在はWithingsブランドから販売しています。NOKIAの時と同じラインナップで販売されています。)
使ってみての感想
測定は、朝起きた時に体重計に乗るだけという手軽さで、データが蓄積されていきます。体重計の液晶にも、折れ線グラフで直近数回分の体重の推移と前回測定値との差が表示されるため、わざわざアプリを立ち上げて確認しなくても大体の推移がわかるようになっています。
また、天気予報が表示されるので傘を持って行くべきかの判断材料の一つになります。
さらに、8人分までのアカウントを保存できて、測定値によってどのアカウントの体重かも自動判断して記録するため、家族での使用も可能です。
体重の推移をみるためには、長期的に継続して測っていくことが重要になりますが、自動化されて使う際に手間がかからないことが、継続していくためには最も大切なことであり、この体重計はそういう意味で長期的に使えるようにデザインされていると思います
。
また、なかなか無いシチュエーションですが、私の様にそれぞれの家に1台ずつ置く場合や、自宅と職場などにそれぞれ置く場合は、一つのアカウントに2台以上のNOKIA体重計での測定データをリンクさせることも可能です。
日々の健康管理にお勧めできる一台です。