アマゾンではクレジットカード、ギフト券、代金引換、コンビニ払いなどの様々支払い方法があります。
このうち、支払額がポイントとして還元される支払い方法があります。クレジットカードとアマゾンギフト券です。還元率の高い支払い方法は何でしょうか?

世の中には、現金派とクレジットカード派に別れていると言います。最近は間をとったような電子マネー派という人たちもいますが、前払いでチャージするという意味では現金派に近いと思います。それぞれにお得な支払い方法を紹介します。


現金派の場合


現金派の人たちは、クレジットカードでの後日請求が多額になることが怖いと言います。電子マネーチャージでは前払い制のため、後日多額の請求が届くということはありません。そして、コンビニ払いや銀行振込、代金引換ではポイントが貯まることなく、逆に手数料を取られてしまいます。
そこで、アマゾンギフト券のチャージタイプをお勧めします。ギフト券というと商品券のように他人にあげる物というイメージがありますが、チャージタイプは自分のアマゾンアカウントにチャージされるため、電子マネーのように機能します。
アマゾンギフト券のチャージをコンビニ払いで行う場合の還元率は最大で2.5%です。『最大で』というのが重要で、プライム会員が90000円以上のチャージで2.5%(2250円分)のポイント還元率になります。
アマゾンのヘビーユーザーであれば、送料などを考慮しても年会費は元がとれるためプライム会員になっていると思います。ポイントの有効期限は10年です。このため、9万円チャージしても年間9000円以上使用すれば使い切れる計算です。もちろん年会費の4900円はギフト券から支払うことができるので、プライム会員になっていれば残りの4100円は使いきれると思います。


クレジットカード派の場合


クレジットカードはアマゾン自体がアマゾンMasterCardクラシックとアマゾンMasterCardゴールドを出しています。アマゾンクラシックは年会費無料(1回以上の利用)でアマゾンでの買い物でプライム会員なら2%還元です。
アマゾンゴールドは年会費11000円でプライム会員なら2.5%還元です。年会費にはプライム会員の年会費も含まれるため実質的には6100円です。損益分岐点は122万円ですが、旅行保険やラウンジ利用もついているので一概には言えません。
アマゾンクラシックもアマゾンゴールドもアマゾン以外での還元率は1%となります。アマゾンをメインで利用するのであればよいのですが、1%還元というのは一般的なクレジットカード程度なのでそれほど魅力的な内容では無いと思います。アマゾン以外は他のクレジットカードを使う方がよいでしょう。ただ高還元を目指して店舗毎にクレジットカードを作るとポイントが分散してしまうためオススメできません。

アマゾンクレジットカード以外で考える

私はANAダイナースSFCプレミアムカードを所有しています。これは年会費170500円で1.5%マイル還元されるカードです。ダイナースはポイント有効期限がありませんが、ポイント期限が3年になるなら年会費がやや安い88000円のANA VISAプラチナがあります。1.5%還元というとアマゾンクレジットカードのほうが還元率がよさそうに思いますが、ANAカードは1.5%マイル還元です。マイルの価値に関しては使い方次第で変動しますが、特典航空券なら1マイル3円、スカイコインに交換するなら1マイル1.5円の計算になるといわれています。つまり、飛行機に乗る人であれば特典航空券に交換して4.5%還元、マイルが期日になってスカイコインに変えたとしても2.25%の還元率となります。もちろん年会費が高額となるので一般的では無いと思います。ANAゴールドカードでは年会費約15000円で1%マイル還元(実質3%還元)、ANAカードなら年会費無料で0.5%マイル還元(実質1.5%還元)となります。



結局どっちが得なのか?


ANAゴールドカード以上を元々所有しているのであればクレジットカード支払いが還元率としてはお得であり、そうでなければ90000円以上を現金チャージするのがお得になります。ただし、飛行機に乗らないのに還元率狙いであえてANAカードを作っても年会費がかかるだけです。
さらに、アマゾンクレジットカードは生活の大部分がアマゾンで買い物をするような人以外は、現金や他のクレジットカードに対して、メリットは小さいと思います。

つまり、ほとんどの人は現金チャージの方がメリットが大きいと言えます。